まちの駅全国大会(1)

hino-katsuaki2011-07-05

7月2・3日、東京・江戸川区で開かれた「第14回まちの駅全国大会」に参加してきました。
*写真は、懇親会の模様。
 まちの駅については、http://machinoeki.com


今回は、一参加者ではなく、運営スタッフとして参加したので、直前の打合せから当日の準備まで、
他のスタッフと「ああだこうだ」と話しながらまちの駅についての理解を深めることができました。


初日(2日)は、全体会における基調講演もありましたが、なんといっても各参加者が意見交換・
情報交換できる分科会が、非常により一層意味をもってきます(私の認識)。


分科会は5つに分かれ、私は「まちの駅の基本」とも言うべき「おもてなし・つながり」の分科会
に参加しました。
内容は、
 ・まちの駅で取り組んでいるもてなし・つながりの事例や考え方について
 ・まちの駅のネットワークをどう構築し、活用していくか?
といったテーマで、各地の取り組み事例を知る事ができる貴重な機会となりました。
ただ、今回私は運営スタッフとして参加したため、「聞き役」「話し役」だけにとどまらず、
グループディスカッションのコーディネーターの一人を務めました。


このディスカッションでは、上記のテーマについてある程度の“まとめ”を出さなければならない
のですが、私の受け持ったグループでは「何かを吸収しよう!」という熱心な方が多くて質問が
相次いだため、途中から「話のまとめ」をめざさずに、フリーのディスカッションとしました。
かえってこの方が良かったのでは?(“自画自賛”?)


まちの駅の運営方法等、非常に参考になる話が聴けましたが、私が「まちの駅の大きな意義」
だと改めて痛感したのは、発言したほとんどの方が、まちの駅について、「目先の利益」を
上げるものではなく、「身近な公をつくるもの」と認識している点でした。
この観点からの話し合いはこの後の懇親会でも、突っ込んでできた感じがします。


懇親会でもう一つ面白い言葉が聞けました。
「道の駅で地域は変わらないが、まちの駅は地域を変える」そうです。
実は、道の駅はまちの駅の“前身”みたいなものですが、今では、「まちと離れたところにある、人
集めの観光スポット」化した面があり、まちの駅とは性格が大きく異なります。
ここで語られたのは、このようなことを言っているのでしょう。


私は、自分の豊島区の中にこのまちの駅を数多くつくり、「まち全体の活性化」を「新しい都市像」
として主要政策に掲げました。
この考え方が間違っていなかったと再認識した一日でした。