教育の目標とは?−カンブリア宮殿からー

今日からこのブログのタイトルを、
 「日野克彰の“再挑戦”日記」
と変えます。


自身の選挙が終わって、様々な方とお会いし、話し、考えてきましたが、いろいろな意味で、
「一からの出直しが必要」ということを痛感させられました。
しかし、“今後”に向けて活動をし、同時に生きていかなければなりませんので、のんびり“充電”
している余裕はありません。


既に、「自身の新しい今後」についての取組みも始めていますので、「一からの出直し」に相応しく
ブログのタイトルも「日野克彰の“再挑戦”日記」とする次第です。


さて、昨日放映のカンブリア宮殿「親も学べる!大躍進の超ユニーク塾」を見ました。


カリキュラムや授業方法の特色については詳しく触れられていませんでしたが、最大のポイントは、
 「子どもをその気にさせること」(もうちょっと露骨な表現を使うなら、「子どもをのせること」)
ではないかと考えました。
  子どもがこの塾で“その気になる”
     ↓
  “その気になった”分、効果が出る
     ↓
  子どもが満足する
     ↓
  親も満足する
といった「好循環」が続いているのでは?
だから、数字は出ていませんでしたが、この塾の継続率は相当高いのではないかと考えました。


この業界、多くの塾の最大の目標は「どこに何人入ったか?」という実績(数字)です。
でも、この“数字”を追うと、ちょっと露骨な表現ですが、どうしても、「数字になりそうな生徒」
と「そうではない生徒」で分けられてしまう(もちろん、そんな差別的対応を露骨に見せる塾はない
でしょうが)。
露骨ではなくとも、この辺の対応の違いは微妙に子ども・親に伝わるはずですから、それが「塾への
満足度」の低下につながっていく。
この辺りの“違い”が、取り上げられた塾のポイントなのではないかと、勝手に考えました。


もう一つ考えさせられたのは、この塾の教育方針である
 「一人でメシが食える大人になること」
です。
この塾がこの方針に向ってどのようなことをやっているかは別として、この
 「一人でメシが食える大人になる」
というのは、今日の日本人にとって非常に重要な課題だと思います。


先日、「勤め人」を辞めて一人で居酒屋を経営している方の本を読んでいたら、
 「総自営業社会」(確か、この言葉のはず)
との表現がありました。
いやいやながら給料をもらう生活に安住するより、自主性の発揮できる自営業の生活の方が様々な意味で
よいし、多くの日本人がこのようなライフスタイルをめざすようになると、様々な面で日本社会も変わる
はずだ、との文脈の中で使われていた言葉です。


この
  「一人でメシが食える大人になる」 ⇒ 「自営業をめざす」
といった点を加味した教育が“実践”できたら面白い、などと考えました。