今年は「改革派知事連合」の動きに注目!?

1月4日の東京新聞に、
 「『改革派知事』ら新連合 分権推進へスクラム 超党派議員賛同募る」
との記事がありました。
   ↓
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2008010402076911.html


北川前三重県知事や松沢神奈川県知事・山田京都府知事ら新旧の「改革派知事」
が中核となり、政党・霞ヶ関を突き上げながら主体的な改革に取り組むことを
めざすとしています。
「政界や中央省庁への陳情・要請を主とする従来型の団体とは一線を画す」
とのことですから、おそらく政治的な動きを大きな柱とするのでしょう。


確か2年前にも、元改革派知事らが新たな政治運動をめざす動きがありましたが、
様々な事情からいつの間にか立ち消え(?)になっているようです。
今回はどうなるのでしょうか。


今回については、
 ・最初の段階から一部の市町村長も参加
 ・具体的な政策では、消費税増税論議から逃げないよう提起
などとありますので、「一時的な人気取り」とは異なる「かなりな“本格派”」
が期待できるような気がします。


ところで、現在の国政政党の状況について、「腐ったみかんの箱」と表現した
文章がありました。
「腐ったみかんの箱」とは、
 「全体(=箱の中味全体)のどこかに問題があるとわかってはいるものの、
 (箱の中の)どの部分が問題なのか特定できない。そのために箱全体が信用を失う」
現象を指すのだそうです。
そして、サブプライムローン年金記録の問題がまさにこれにあたるとのこと。
この比喩を日本の国政にあてはめてみると、自民党民主党も「腐ったみかんの箱」
と言え(=優れた人もいるが、問題のある人も“一部に”(?)いるため、政党
自体に国民が不信を抱いている)、今後の選挙で自民党が勝つか民主党が勝つかと
いう選択肢は、「どっちがより腐っていないか」という「低次元の消極的な選択」
でしかないそうです。


この見方からすると、この「改革派知事連合」による動き、「新しい、魅力的な
みかんの箱」になる可能性も大いにあり、期待して注目したいと思います。