議員定数についての豊島区議会の審議状況②

アップが遅れましたが、区議会議員定数削減についての豊島区議課員の審議状況
続編です。


このブログでの前回報告(12/3)から“急展開”があり、12月7日の議会
運営委員会で、「定数削減を求める陳情」がなんと採択されました。


そして、それを受け、これまた急展開の動きですが、「現在38名の定数を2名
減らして36名にする」改正条例が自民・公明・民主などのいわゆる「与党会派」
から提案され、翌12月8日の議会の最終日に成立しました。


もともと削減を主張していた私は削減案に賛成しましたが、共同して提案者に
なることはしませんでした。
削減にはもとより賛成ですが、削減に向けてもともと何の話し合いもしていない
中で、急遽「2名減」を決めるのは、「とりあえず2名減で手を打っておくか」
という、どろなわ的対応と見られる可能性が大きいため(実際そう見て間違いあり
ません)、時間をかけた審議が必要と考えたからです。
 *しかし、「2名減」に反対すれば、「定数削減のこれまでの主張は口先だけ
  だったのか?」と批判される恐れが大いにあります。この辺は正直対応の
  難しいところです。


今回の、一連の自身の対応等について、次のように考えています。


1.「定数減」を達成できた要因
  12月3日、定数減を求める陳情審議に合わせる形で区内へ一斉に私の
  政策リポートを配布しました。
  この動きが「区内の“世論”」を動かす一つの要因になったことは間違い
  ないと思います。
  これにタイミングが合う形で陳情審議に多数の町会長が駆けつけ、区議会の
  各会派に「にらみをきかす」行動をとったのが、直接的な要因と言えます。


2.私が得たもの
  今回のリポートでは、“民意”を強調しました(前回までのブログ参照)。
  これについての批判は、思いのほかありませんでした。
  これは、「民意測定の手法として、私が試みた方法より優位性のある手法
  がなかった」こと、その上で、「“民意”に真っ向から反対すれば、区民の
  声に真正面から反対する」ことになるとの判断が他の議員に出てきたことに
  よると思います。
  定数以外の様々な問題についても、この手法は応用可能かもしれません。


3.反省点
  正直言うと、今回の「定数削減問題」への他の議員の態度は、「反対」か
  「先延ばし」だと予想していました。
  この2つになれば、「何人減がよいのか?」も含め、もう一度“大攻勢”を
  かけ、徹底的に攻めるつもりでいました。
  この辺が“想定外”だったと言えます。
  「でも、目標を決めて攻め、十分とはいえないまでも結果を出したのだから
  評価できるのでは?」と意見を寄せてくれた方がいらっしゃいますが、
  本人(=私)はまだ「自己評価の結論」を出せないでいます。