「小沢一郎氏」をどう考える?

先日届いたあるメルマガの中に、民主党代表・小沢一郎氏についての
こんな記述がありました。


 民主党代表となった小沢一郎氏は本当に変わるのでしょうか。アフター
 (その後)の姿を見きわめるためには、まずビフォア(その前)を知らなけ
 ればなりません。それは、政治家としての根っこの部分でもあります。
 「シャイな豪腕」だけではとらえきれない、政治家・小沢一郎のもう一つ
 の素顔を見てください。


興味をそそられたので、メルマガの発信者・樺嶋秀吉氏の「DOKEN天国
ニッポン」(日本評論社)を読みました。


この本の発刊は1997年で、「新進党」だった頃(そして自民党時代も)
小沢一郎氏の、岩手県における「小沢王国」づくりの過程が描かれて
います。
そして、本のタイトルが示す通り、「権力と公共事業を握って、確固とした
支持基盤を拡大してゆく」小沢一郎氏の姿がよく理解できます(私の理解)。


これを読むと、少なくとも、「岩手県の小沢支持者」(「民主党支持者」で
はなく)の政治意識・欲求などは、そう簡単には変わらない気がします。
自分の身近な有権者の意識が変わらないとすれば、それにのっかっている
当の本人の意識はどれだけ変わるのか、こんな疑問が素直に浮かびました。
 *もちろん、これは本を読んでの感想・考えです。本当のところは、
  本人と話をしてみなければわからないでしょう。


 「とにかく政権交代をすれば、日本の政治体質が変わる」
というのも一つの“真理”かもしれませんが、
 「本当に日本の政治体質を変えるにはどうすればよいか?」
という最も重要なテーマを、改めて検討すべきと考えた次第です。


*参考)この本の著者のサイト
 「チホウ政治じゃーなる」 http://www.kabashima.com/