「議員バッジ」「(職員による)お茶出し」の陳情の審議結果

先日お伝えした
 1.「議員バッジ廃止」
 2.「議員等へのお茶出し廃止」
の陳情(http://d.hatena.ne.jp/hino-katsuaki/20060213)についての、
区議会における委員会審議の状況・結果です。
(2/27、議会運営委員会。私は当委員会の所属ではありません)


1.「議員バッジ廃止」の陳情について


 主な意見と私の感想  
  ①自民A議員
    ・バッジは“権威”ではない。バッジがあると、(議員と知った)区民
     が相談等で声を掛けてくれる。国会と違った意味合いがある。
    ・夜になると光るようなバッジも検討しては?
       ↓
      そんなに目立つバッジが欲しいなら、いっそのこと、等身大の
      バッジを毎日身に着けてはどうか?(日野)
  ②民主B議員
    ・初当選時、バッジがないと役所の職員の態度が違った。
       ↓
      役所の人間に認めてもらいたいからバッジをつけるのか?
      だったら、役所内では「○○議員」との大きな名札をつけたら
      いかがか?その方がよっぽど目的に合うはず(日野)
  ③公明C議員
    ・他に議論をすべきことがあるはず。不思議な思いでこの陳情の
     審議に当っている。
       ↓
      必要な理由も示さないところを見ると、結局バッジが欲しい
      から論点をずらしている?(日野)
  ④共産D議員
    ・廃止してもよいと考えるが、長い間の歴史の中で出てきた。


  結論:満場一致で継続審議
    *少し前から「議会改革の検討組織の必要性」が出されており、
      何人かからはそこで議論すべきとの意見が出されました。


2.「議員等へのお茶出し廃止」の陳情について


 主な意見と私の感想  
  ①民主A議員
    ・陳情では、「民間企業では自分で用意するのが一般的」とある
     が民間企業でも女子社員が出してくれるところがある。
     “特権”と考えるほどではない。
       ↓
      お茶出しをしてくれるような「面倒見のよい会社」はどれぐらい
      あるのだろうか?“身内”の会議にはこんなサービスは
      そうそうないのでは?(日野)
  ②自民B議員
    ・お茶を飲むと活力が出る。その意味で、どんなお茶を入れたら
     よいかを検討するためにも、「継続」して審議すべき。
       ↓
      飲まなければ活力が出ないのであれば、自分だけ特殊な
      粉末でも入れてはどうか?(日野)
  ③民主C議員
    ・お茶出しが、“特権”“既得権”との取り上げ方は、意にそぐわない。
  ④共産D議員
    ・「職員が出す」というところが問題。他区でもセルフサービスの
     ところがあるのだから、職員が出す形は見直すべき。
     従って、陳情には賛成(=採択)。

  結論:共産党を除いて、「継続審議」(共産党は「採択」)
    *これについても、「継続審議」の中で、「議会改革の検討組織で
     検討すべき」とのもっともらしい意見が出ました。



以上が、豊島区の“選良”の議論です。


何事もそうかもしれませんが、こうやって「先送り」されていくのでしょう。
(たかが「バッジ」「お茶」でさえこうですから)


今回は、私の主張に賛成してくれた方の協力で、「(どちらかというと)
形式的なこと」を材料としましたが、次からは、もっと踏み込んだ内容で
議会改革の材料を投げ込んでいくつもりです。


ご意見・アイデアをお持ちの方はご連絡ください。