「読み書き計算で認知症の予防! 私が仕掛けた豊島区の取り組み」

hino-katsuaki2005-12-24

 22日(金)、豊島区の特別養護老人ホーム「アトリエ村」に行ってきました。
 

 昨年来、「読み書き計算」で脳の機能を向上させ、それによって認知症
「改善する」「予防する」取り組みについて、リポートやメールでの報告
でお知らせしてきました。
 第一弾は、昨年に始まった、区内の介護老人保健施設「えびすの郷」での
認知症の改善事業(実際に認知症になった方を対象としたリハビリ)でしたが、
第二弾は、区内の数箇所で開始された「認知症予防事業」です。
 私の自宅のすぐ近くの「アトリエ村」はその中の一つです。


 この事業の導入のきっかけづくり・諸調整・推進等に当初から関わって
きましたので、“理屈”はいくらでもしゃべれるのですが(実際、私は
この事業に関係する資格である「学習療法士1級」の認定を受けています)、
「指導経験」がないため、当日も学習サポーターのい一人に冷やかされ、
高齢者の方との読み書き計算競争(?)に挑戦しました。
 *右の写真の中央、後ろ向きのスーツ姿が日野です。


 このアトリエ村の事業自体は大変雰囲気もよく、場所も商店街の中という、
非常に望ましい環境です。
 しかし、問題は、これを全区的にどうやって拡大していくか、です。
 私の当初のもくろみは、今豊島区で構想されている「地域区民ひろば」に
乗っけて、区内全地域に拡大させていくことでしたが、どうもこの思惑通り
には進みそうもありません(少なくとも当面の間は)。


 「介護予防を効果的に展開するためには、どうやって自治体をどのように
  つくり変えればよいか?」
 最近の自身の課題は、このような根本的なテーマです。