「議員年金! みんなでわたれば・・・」
豊島区議会の話題です。
今、国会議員の年金が話題になっていますが、地方議員にも年金制度
があり、昨今の状況下で現行制度がどうなるか、「固唾を呑んで見守っている」
人たちが大勢いるようです。
先日、この制度の大元締めである議員共済会より、「地方議会議員年金制度に
関する緊急要請について(お願い)」と題する要請文が回ってきました。
おそらく、全国の地方議会に回っているのでしょう。
内容は、
・国会議員年金制度の廃止が議論される中、地方議員の年金制度にも廃止論が
出る懸念がある(当然だと思いますが)。
・地方議員の年金は、国会議員とは違う。
例)支給額が違う(国会議員:約35万/月 VS 地方議員:約10万/月(平均))
受給者数が違う(国会議員:537人 VS 地方議員:22,050人)
公費負担割合が違う(国会議員:72.7% VS 地方議員:41.2%)
・そして結論として、
「廃止されては困るから、維持・存続のために、要望活動をお願いしたい」
というものです。
私は、
①どうせ現行制度は維持できない(実際上の問題、及び、国民感情の問題)。
②従って、現行の強制掛け金(7万8千/月)もムダになると思った方がよい。
③それならば、「掛け金としてドブに捨てる」より、今有効に活用した方がよい。
との理由から、制度を廃止したもらった方がよいと考えています(本音の理由)。
先日、制度の維持・存続のための要望活動の一環として、「豊島区議会の全会派
一致で、地元選出の小池百合子環境大臣への要望活動に加わってほしい」との連絡が
ありました。
私は言下に断ったのですが、「本当に要望しに行くのだろうか?」と、興味を
もって見ていました。
今日(12/15)、自民・公明・民主(会派名は「民主区民」、無所属もいる)の
各会派の代表者が、要望のために、本当に出かけていきました。
(共産は、「全会派一致ではないから行かない」と言っていたようですが・・・)
もし、私が要望を受ける国会議員だったら、
「このご時勢にあんたたちは何を考えているのか!」
と一喝すると思いますが、いかがでしょうか。
以前、「赤信号、みんなでわたれば怖くない」との流行語(?)がありましたが、
今日のできごとは、さしずめ、
「議員年金、みんなで(批判を)無視すれば怖くない」
といったところでしょうか。