「少しは変わるか? 豊島区議会」(その2)
先日お伝えした
①議員バッジを廃止してはどうか?
②各種の会議で議員等に“お茶”が出されるが(職員が入れて運んで
くる)、これをやめてはどうか?
のその後の報告です。
報告が遅れまして申し訳ございません。
11/24の豊島区議会正副幹事長会(=会派代表者会議)において、各会派
の「検討結果」が示されました。
各会派の代表者がしゃべる前に、区議会事務局より、他の22区の状況
調査の結果が示されました。
それによると、
1)議員バッジ
どの区にもあり。ただ、千代田区は「貸与」となっている。
2)お茶出し
「ない」のが千代田・太田の2区。
他の20区中、12区では、事務局が何らかの形で準備したものを
セルフサービス形式で議員各自がもっていくとのこと。
豊島区のように事務局職員が出しているのは9区。
この実態を聞いた時、私は、
「お茶については、職員が出しているのは9区しかないので、
『他の区に倣ってやめる』との意見が出るのでは?
バッジについては、1会派ぐらいは、パフォーマンスだけでも
『バッジ反対』に回るのでは・・・」
との“期待”をもちました。
さて結果はと言うと(真意が理解しかねるものもありますが、とりあえず
そのままお伝えします)、
1.自民党
①バッジ
10年20年という功労の意味もある。豊島区だけで云々するのは
難しい。
②お茶
・長い間の慣習で続いている。
・一概にやめるというのは難しい。
・皆で議論を重ねて決めればよい。
2.公明党
(2つに共通の見解という形で)
・見直しは大事だが、表面的なことだけをやっても意味がない。
・時間をかけて、これだけに限らず議論をしていくべき。
3.民主区民
・(議員が勝手に飲めるように)カンのお茶等を出すとかえって
費用がかかる。
・他の区の例もある(他では出されているという意味のよう)。
・会派の中でしっかりとした議論がなされていないが見直す
必要性があるとは言っておく。
4.共産党
他の会派の合意が得られればやめてもよい。
以上のように、率先してやめようという会派は一つもありませんでした。
この種の問題は、感情的にも一般の住民の方々からの反対論が
沸き起こりやすい問題だと思います。
だとすれば、他から言われてやめるよりは、言われる前に自らやめた
方がはるかにカッコよいはずです。
いずれ機会を見て“第二次攻撃”をかけたいと思います。
もう一つ。
今度の件をお知らせして、様々なご意見をいただきました。
その中に、
「この種のとっつきやすい問題を契機にして、いろいろな観点から
議会改革を進めては?」
とのご意見を何人かの方からいただいています。
いつ、どういうテーマで進めていくか、プランづくりを始めています。