少しは変わるか? 豊島区議会

政務調査費の内容・領収証の公開や議員定数削減など、これまで、
いわゆる「議会改革」についての私の取り組みは報告させていただいて
まいりました。
ただ、これらの取り組みが豊島区議会全体に広がるにはまだ時間が
かかりそうです。

今年度より、私は会派の代表として、「正副幹事長会」(=会派の
代表者による会議)に出席しています。
どこの議会でもそうでしょうが、この種の会議が議会の実質的運営を
担っているといっても過言ではありません。

さて、一昨日(11/17)の同会議の席上で、2つの提案をしました。
いずれも「区民の声」としてです(実際そうですから)。
 ①議員バッジを廃止してはどうか?
 ②各種の会議で議員等に“お茶”が出されるが(職員が入れて運んで
  くる)、これをやめてはどうか?

以上の2点です。

①は、確かに明確な“廃止効果”は微々たるものでしょうが、「なくても
よいものはなくす」という原則から見ると、存在効果はゼロだと思います。
因みに、私は当選2期目ですが、バッジをつけたのは1・2期目の当選時
の写真撮影の時だけで、あとは面倒だから外しています。
別に、「俺はバッジなどつけない市民派議員だ」などという肩肘張った
主張からではなく(個人的な気持ちを言いますと、この種の
「外形こだわり型・パフォーマンス議員は大嫌いです)、「つけていても
意味がない」からです。
今は、机の引き出しのどこかにきっとあるはずですが・・・

②については、2つの意味があると説明しました。
一つは、①と同じ「象徴的な議員特権の廃止」という意味です。
もう一つは、「職員は他にやるべき仕事があるだろう」という点です。
行政改革が叫ばれる中、無駄な仕事は極力なくすべきであり、無駄な
仕事しかないような部署・人員はカットすべきというのが、極めて多くの
方にとっての“正論”でしょう。
「お茶だし」はこの範疇に入るものと考えます。

①②とも明確な反対論はありませんでしたが、②について、「昔はお茶
だけではなく、お茶菓子も出た」「いや、ケーキも出ていた」などと、
私より古い議員からは、様々な“回顧談”が出されていました。 

とりあえず今回は、この2つを各会派に持ち帰ってそれぞれの議員の
意向を聞いてくることになりました。
早ければ、11/24の同会で、結論が出されることになります。

他がどう出てくるか。
もし、反対してきた場合の「次の一手」は考えていますし、賛成でまとまった
場合は、これを突破口にさらに問題提起をしていく「次以降の一手」も
計画中です。