ガッツ石松さんがつくった映画、「罪と罰」

昨日宇都宮で、ガッツ石松さんの映画「罪と罰」を観てきました。
単に「映画に出ている」というのではなく、脚本・監督・主演等をご自身でやられた
とのことですから、文字通り「ガッツ石松の映画」です。


実は、昨日が上映最終日で、ネットでも“評判”を見ていて
(たとえば、http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110913-00000301-shincho-ent)、
是非観にいきたいと思いながら、行けず、やっと間に合った次第です。


ガッツさんは、私の子どもの頃の英雄であるだけでなく(なんと言ってもボクシングの世界チャンピオン!)
今年4月の私の選挙戦の最終日にわざわざ応援に駆けつけてくれたという意味で、私にとっての
“恩人”でもあります。


さて、映画についてです。
ど素人の私が言うのも何ですが、確かに「洗練されている作品」とは言いにくいと思います。
ただ、お世辞抜きで言えるのは、「この道のプロ」ではまず思いつかないような、思い切った
展開や登場人物の演技が随所に現れ、その意味で、破天荒とも言えるような、非常に力の
ある作品であることは間違いないと思います。
私は、ガッツさんの現役(もちろんボクシング)の頃の記憶があるのですが、今思い返して
みると、ガッツさんのファイトもそんな印象を強烈に与えたのではないでしょうか。


そう考えると、観ているうちに、「人間ガッツ石松の作品」みたいに思えてきました。


全くの想像ですが、ガッツさんは、普段の日常生活においても、自分が考えたこと、感じたこと、
感動したことなどを、やがて来るだろうアウトプットの時期に備えて、意識的に蓄えている
のではないでしょうか。
今回の映画、それをストレートに出しすぎたきらいはありますが(生意気言ってすみません)、
「映画の一瞬一瞬に何事かを込めたい」という強烈な思いは、ひしひしと伝わってきました。


今後どんな“表現”をめざされるのか、非常に興味があります。