元気な人間の秘訣とは?

一昨日、六本木ヒルズで開催された「フジマキ流ブランド・プロデュース」
というセミナーを聴きに行きました。


講師は、「伊勢丹のカリスマバイヤー」「福助の経営再建」などで著名な
藤巻幸夫氏で、内容は、
 「プロデュース」する力をつけるために必要なことは何か、について
  ご講演いただく
というものでした。


講演時間が質疑込みで1時間程度の予定なので、プロデュースといっても
テクニック的なことではなくものの考え方・人間観・価値観などの
「生き方の原則」みたいな内容だろう、などとの期待をもって、いたって
“純粋な気持ち”で聴きに行きました。


アンテナの張り方、人との付き合い方、情報(というより、総合的な“気運”
とでも言った方がよい?)の捉え方など、細かい点でも大いに刺激を受け
ましたが、最も印象を受けたのは、藤巻氏の「元気さ」「エネルギーの大きさ」
です。
私自身の「元気が足りない」「エネルギーが小さい」点を深く反省するとともに、
「この人の元気・エネルギーを生み出す源は何なのか?」と、2日ばかり
考えていました。


以下、藤巻氏の言葉ではありませんが、私なりの現時点での答えです。


一つ目。


「自分が本当にやりたいことは何なのかを、自分の中でとことん突き詰めて
 考え、自覚すること」


「本当に好きなこと」「やりたいこと」のためなら、そのためのエネルギーの
集中投入は絶対にいとわないはず。
でも、私を含めた“一般人”は、自身の“ミッション”の自覚はあるかもしれ
ないが、それが自分にとって「本当に好きなこと」なのか、突き詰めが甘い
のではないか?
だから、並外れたエネルギーの集中投入ができないのではないか?
こんな反省が浮かびました。


二つ目。


「自分が本当にやりたいことのために、その時々の自分の“立ち位置”を、
 意識してちょっと軌道修正すること」


人間、他の人間や何らかの組織・集団等に関わって生きていくとすれば、余計な
“夾雑物”が大なり小なり必ず付随してくるはず。
「最も大事なこと」のために、それらの影響を常に最小限に抑えるべく、
自分と周囲の“距離”を最適に保っておかないと、上記の「一つ目」の実行
自体が難しくなるのではないか?
「大事なこと」のために「大事でないこと」をできるだけ排除する意識の
持続力・強さが必要ではないか?
第二の反省点です。


講演時間は1時間と短かったものの、「濃縮の1時間」との実感が今でも
しっかりと残っています。