ちょっと「角館」(かくのだて)へ
先日、私用で秋田・角館へ行ってきました。
私用と言えど“用”のため、観光めいたことは何もする暇がなかったのですが、
ちょっと時間を見つけて、日暮れまでの30分ほど、川原で“優雅に”尺八の練習を、
翌日は1時間半ほど街中を歩きました。
街歩きの感想。
江戸時代の武家屋敷がいくつか残っており、それらを取り巻くように土産物の店
・郷土料理の店があり、自然と「回遊」ルートができています。
豊島区でも人工的に「回遊」ルートをつくろうとの試みがありましたが、やはり
かなり無理な気がします(比較して考えると)。
また、平日だったので歩いている人があまり(と言うよりほとんど)いなかった
のですが、人がいなくても、街の雰囲気がよければ回遊を満喫できる、ということが
充分に認識できました。
*写真は、そんな角館の一風景
もう一つ、偶然の発見に感動(?)した話。
3年ほど前まで、我が家の近くに小さな居酒屋がありました(全員座っても6〜7人)。
高齢のご夫婦がやっており、ご主人は「特攻隊の生き残り」とかで(でも非常に
温和な方)、ちょっと変わった雰囲気が好きで時々行っていました。
そこの“名物”(との私の認識)に、「ナスのからし付け」というのがあり、
山形から仕入れているとのことでした。
その後、ご主人が亡くなって閉店した後、「ナスのからし付け」食べたさに
あちこち探したのですが、見つけることができずに諦めていました。
それがなんと、ふと入った角館のお店(安藤醸造元http://www.andojyozo.co.jp/)
にあったのです(正式名称は「からし茄子」)。
懐かしさに浸りながら味わっています。